在宅医療部門3階に新しいアートが入りました。

華やかな3作品がスタッフがアイデアを出し合うリフレッシュエリアを彩ります。

倉中るなさん @runa_kuranaka の作品はホスピタルアートが原点となっており日本プライマリ・ケア連合学会でライブペイントもされたこともあります。

この作品は「二面性」を表現し、後述する製作手法で実際に「二層」で描かれています。

私たちは苦しむ人をケアする仲間にこそホスピタルアートが必要だと思い、この場所に設置しました。表層では苦しさに寄り添う良き支援者でありたいと思いながらも、深層では自分の心の平静を保ちたいという二面性があります。その感情に蓋をしては良いケアを続けることはできません。このアートを見て仲間を思い合うきっかけにして欲しいと願っています。

制作手法も実際に二段階に分かれていて、
①世界各地、倉中さんが訪れた場所の土や砂を、絵の具と混ぜて、感情をキャンバスに思いのままにぶつけられ心象風景の下地を作っています。
②その上に、レジンをかけて硬化させ油絵を重ねます。
③結果的に上部の絵画が見る人の印象に残るのはもちろんですが、その奥にある感情剥き出しの下地が透けて見えることで、二重の奥行きが生まれています。

この場所は地域の方々との勉強会、交流会でも使用しますのでぜひ見にきてくださいね。

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